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【写真】光るトレニアの花
新規蛍光タンパク質遺伝子を使用
今回の開発で成功した「光る花」は、海洋プランクトンの一種であるキリディウス属(Chiridius poppei)から発見された新規蛍光タンパク質の遺伝子情報(注1)を遺伝子組換え技術を用いてトレニアに導入したもので、暗闇の中で特定の波長の光(励起光)を当てると鮮やかな黄緑色の蛍光を発します。強い蛍光を安定に発する新規蛍光タンパク質と、このタンパク質を細胞内に多量に蓄積させるための技術を組み合わせることで、これまでにない強く光る花を実現しました。本成果により、研究面では、遺伝子発現を植物体のまま非破壊で解析する技術が大幅に向上する一方で、市場への「光る花」の提供が可能となります。今後は、植物体における蛍光タンパク質の活性維持法や観察および展示手法について研究を行って参ります。
なお、本研究成果の詳細は、2013年9月10日~12日に開催される「第31回日本植物細胞分子生物学会(札幌)大会・シンポジウム」(場所:北海道札幌市)(注2)において、「高翻訳効率発現ベクターと新規蛍光タンパク質遺伝子を用いた光る花の開発と利用」の演題名で、ポスター発表します(ポスター番号P-73、発表者:農研機構 大坪憲弘博士 他7名)。
(注1):NECソフト保有特許「新規な蛍光性タンパク質とそれをコードする遺伝子」(WO2005/095599)
(注2):「第31回日本植物細胞分子生物学会(札幌)大会・シンポジウム」
・会期:2013年9月10日(火)~12日(木)
・場所:北海道大学 高等教育推進機構(北海道札幌市北区北17条西8丁目)
・主催:日本植物細胞分子生物学会(http://www.jspcmb.jp/index.html)
・大会ホームページ:http://www.knt.co.jp/ec/2013/jspcmb31/
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