【2023年06月30日】

お知らせ

植物分野でのCRISPR-Cas3技術の応用に向けた

共同研究提携契約締結のお知らせ

株式会社インプランタイノベーションズ(代表取締役:寺川輝彦・神奈川県横浜市、以下「インプランタイノベーションズ」といいます。)は、C4U株式会社(代表取締役社長:平井昭光・大阪府吹田市、以下「C4U」といいます。)と、植物分野におけるCRISPR-Cas3技術の応用に向けた研究開発の推進のため、共同研究提携契約を締結しました。

 

本共同研究提携契約では、インプランタイノベーションズがC4Uの有する新規ゲノム編集技術であるCRISPR-Cas3技術を用いて、ゲノム編集実用植物の研究開発及びゲノム編集植物等の研究受託サービスを実施するため、C4Uは非独占的通常実施権を許諾します。

 

CRISPR-Cas3技術は、対象遺伝子の認識配列が長いことから、特異性が高く、オフターゲット変異(狙った部分以外の変異)がない、より安全なゲノム編集ツールです。また、大きな欠失を起こすことも可能なため、遺伝子の改変に加えてその機能を失わせることも得意としています。さらに、国産ゲノム編集技術であることから、明確でシンプルなライセンス体系で事業化が可能です。

 

インプランタイノベーションズが提供している遺伝子改変植物作製受託サービスにおいて、植物の新たな機能を付与する基幹技術となることが期待されます。

 

 

<C4Uについて>

C4Uの基盤技術であるCRISPR-Cas3技術は、C4Uの創業メンバーである東京大学医科学研究所先進動物ゲノム研究分野の真下知士教授、大阪大学微生物病研究所の竹田潤二招へい教授らの研究成果を基に開発されたCRISPR-Cas3を用いた新しいゲノム編集技術です。現在世界中で研究が先行しているCRISPR-Cas9の複雑な特許状況に影響されない、これに対抗し得る有望なゲノム編集技術として注目を浴びています。C4Uは、このCRISPR-Cas3技術を用いて、遺伝性疾患を始めとする様々な疾患に対する新規の治療法等の開発及び同技術のプラットフォーム展開を目指しております。

 

 

*受託サービス:ゲノム編集 CRISPR-Cas3

 

 

 

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